友人宅でグランドピアノに向かう私
大御所感が半端ない(笑)
大御所感に反して実のところ
楽譜もまともに読めない初心者
40の手習いでピアノを習い始めたばかりです
長女がピアノを始めたことをきっかけに
なるほどそうやって音を探すのかとか
娘と一緒に吸収していって
今年の2月から、ひとりでカノンを弾き始めました
楽譜は読めないのでドレミを書き込むだけでも精一杯!
ようやく書き込めていざ弾こうとしても
当然ながら指は動かず・・・
何度も途中であきらめかけたのですが
2月末には一応最後まで弾けるようになったんですよね
そこからは弾いて弾いて
とにかく弾いて
3月末には暗譜していました
音楽のことは全くわからないので
ひとりでは限界が見えたタイミングで
娘の先生に私も弟子入りしました
最初は4回限定の体験レッスンという形だったので
ひとりで弾き込んだカノンでレッスンをお願いしました
すっごくびっくりされたんです!!
上手に弾けたから(笑)
↑
自分で言っちゃう(笑)
上手にって言っても、習ったことのない人にしてはのレベルです
カノンなのに力が入りすぎて優雅じゃないし
ただひたすら弾いているだけ
そこから強弱の付け方やら何やらを教えていただき
カノンは2回で終了
残りの2回は別の曲を見てもらいました
先生の教え方が本当に素晴らしくて
当然ながら私はレッスンの継続を決定
9月から月に1回ペースですが、正式に通い始めました
先生が選んでくださったテキストは
ハノン
ソナチネ
どういう順序でステップアップしていくものなのか全く知りませんが
ソナチネは音符がいっぱい書いてあって
いや、これは明らかに初心者が最初にやるやつじゃないよね?と卒倒しそうになりました(泣)
弾きやすそうな候補を3つほど選んでくださり
私が弾けそうと思うものを選んだらいいよと言われ
選んだのは7番
理由は単純で、1ページで曲が収まっていたから!!
練習を始めてみると
右手ももちろんうまく動かないんだけど
左手の弱さを猛烈に感じて
指ごとの力の差を感じて
ハノンも一生懸命練習しはじめました
家にあるピアノはヤマハのクラビノーバという電子ピアノで
鍵盤も木でできているのですが
先生のグランドピアノとは感触が全然違って
音の響きも違って
先月までは、レッスン開始10分くらいは
ピアノの音と鍵盤の感触に慣れるのが精いっぱいでした
ところが先週レッスンに行ってみると
はじまりから心地よく弾けてびっくり!
指の力もついてきたよねと言ってもらえました
私はピアノに向かう時間をとても気に入っています
これまでの日常とは違う頭の使い方に指の動かし方
作業に没頭するわけですが
いつもとは異なることをしているので
ものすごくリフレッシュできちゃうんですよね
練習すればするほど指の力を均等にできるのかなと思うと
フェイシャルトリートメントにも役立ちそうだし
セラピストとしてのいいトレーニングにもなるわけです
さて、ソナチネですよソナチネ
初心者の私にとっては本当にもう難しい!
7番の1楽章に挑み始めたとき
2週間は指がほとんど動かせませんでした
今は1楽章も軽く弾きつつ
2楽章のレッスンをつけてもらいはじめ
3楽章も次回までにできるところまで見ておいてくださいと言われています
スパルタ(笑)
スパルタなんだけど、私は先生の指導が大好き!
本当によく生徒を見てくれるんですよね
娘のピアノ教室を選ぶとき
体験レッスンを4つも受けた上で先生にお願いしたのですが
決め手は先生が娘のことをよく見てうまく向き合ってくださったから
私に対しても、私の特徴を瞬時につかんでうまく導いてくださいます
カノンで私の弾き方の特徴をつかんで
私の弾き方に合いそうなテキストをと探してくださったのがソナチネ
ひとりでガンガン進んでいくことも
少々難しすぎるくらいの課題を与えられる方が燃えることも
きっとわかってくださってるんですよね
40歳を過ぎてからはじめたレッスンですので
残りの人生でどれだけ弾けるかということも考え
私がどこまでくらいついていけそうかもきっと考えてくださっています
レッスンでは毎回
弾きにくいと感じるところや困っているところはないか
確認してくださいます
いつもここで間違えてしまう
ここがなんだか気持ちよく弾けない
何をどう伝えても
分析して解決策を提案してくださいます
私が弾く姿を少し離れて見て
椅子の位置や高さを含めた弾き方を直してくださったこともあれば
音楽のことが理解できていけば問題なくなるだろうというときもあれば
指の使い方を直してくださることもあれば
本当にイロイロ
私は先生の分析と提案の仕方に
プロフェッショナルを感じずにはいられないんですよね
仕事をする上で私もずっとやってきたこと
困りごとがでてきたらやることは
問題点
原因
解決策
この3つをわかる範囲でいいから、まず自分自身でまとめていくこと
まとめるという作業に取り組むことで
検証が足りなかった部分に気付けることもあれば
そうやって解決策を導けることもあるし
そうすることで
誰かに手助けをお願いするにしても
本当に困っている部分だけを見てもらうことができるんですよね
逆にまとまっていないと
自分が調べたことを相手に重複して調べさせることになったりして
お互いの大切な時間を浪費してしまいかねません
〇〇は調べた?
調べましたが✕✕で
なんてやりとり、もったいないですよね
相手が調べたり考えたりして辿り着いたところまでを明確に伝えたほうが
バトンタッチはキレイにいきます
こうやって思考を整理することを
私は社会人1年目で上司に教えてもらい
2年目からは新人教育で後輩たちに指導していました
話がそれていきましたが
ピアノの先生の分析と提案を見ていると
まさしくこの思考の手順で瞬時に解決策を導き出してくださっているなと感じるんですよね
それが私には心地よくてたまらないわけです
私は上達が早いと
先生を含め色んな人から褒めてもらっています
えへへ~~~♡
覚えは決して早くないんです
どちらかと言えばスロースターターで
ゆっくりゆっくり飲み込んでいくタイプです
ただ、できないことを克服するために試行錯誤していくことは得意なんです
遠い昔の話ですが、元システムエンジニアですから
散々システムの設計をしたり
不具合の解析をして修正したりしてきましたから!!
(つまり、検証や分析の日々)
楽譜は読めないからドレミを全部書いています
半音上がったり下がったりを追えないから、〇で囲む
両手でいきなり弾くことなんてできないから片手ずつ
お手本を聞いて曲の全体像を耳で覚え込んでからやってみようか
左手で弾いて右手のメロディーは歌ってみようか
とにかく、自分に合いそうなことや
そのときに合いそうなことを片っ端から試していき
良さそうなやり方で練習をする
レッスン日までに壁にぶつかったら
ピアノが上手な友人にヘルプを求める
ひとりでなんとかできそうな範囲
助けがないと先に進めないなというポイント
自分に対しては、これらを見極めるのも得意です
もし私が本当に上達が早いのだとしたら
自分で解決していく力がまぁまぁあるからなんだろうなと思います
実は先生からもそう言っていただきました
他の人がレッスンに来て先生にアドバイスしてもらうことを
私は自分で試行錯誤して次々やっていくから早いんだと
ピアノレッスンを受け始めて
自分の強みに気付かせてもらうことができました
私はピアノに向かう時間を本当に気に入っています
音色が心地いい
子供の頃からやってみたかったピアノをようやく習い始めることができた
少しずつ上達していくことが嬉しい
こういった喜びの他に
思考の訓練もできて
自分の強みにも気づけて
何かに向かうことで返ってくるものって
たくさんあるんだなぁ・・・
継続は力なり
と言いますが
力にはいろんな種類の力が含まれているんだなと
再認識しています
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